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ひたすら考えたことをひたすら書き殴ってひたすら終わる。

思い付いちゃったんならしょうがない

 思い付いちゃったんならしょうがないことが結構あります。

 どう考えても笑いにもならないようなしょうもないことを思い付いた、でも言いたい。思い付いちゃったんならしょうがないです。
 プライベートなんか家の中にきちんと置いてきましたよ、という顔をしながら街をさっそうと歩いているときに今日の夕飯を美味しく作るアイディアが思い付いちゃって真っ昼間からにやにや。思い付いちゃったんならしょうがないです。
 作業中に散々悩んで「とりあえず明日に回そうこれは」なんて半ば敗北したかのようにあきらめて帰路についた最中に電流走る・・・!思い付いてよかったです。

 ここ2年くらいでそんなことがらにでくわすタイミングが多くなりました。

 基本的に思い付いちゃったことを止めることは出来ません。思い付いちゃった以上は何らかの形で表面に出しておかなければ気が済まないのです。以前同じように思い付いたことに対して適当な扱いをしていたらその内容をすっかり忘れてしまって、後になって大層苦労した経験がこの考えに影響を及ぼしているのかも知れません。記録しておいたり誰かに言っておいたりしないと忘れちゃうんだよなあ。

 ここの記事にしてもそうです。基本的には「思い付いちゃったんならしょうがない」で記事を書き始めます。正確に言えば「思い付いたことを残す場所を公開してみた」という位置づけで記事を書き溜めています。書くところからしてそんな調子なので、公開する時にもあまりためらいはありません。ある程度書き殴ったらそのまま勢いに任せて公開します。ある程度気合いを入れてレトリックの訓練を兼ねつつ記事を書いてみようかなあなどとはたまに考えますが、あくまで考えるだけです。実践してない。

 きっと思い付いたままの勢いを大切にしたいと無意識に考えているのでしょう。ほんとうは気付いたものを気付いたまま即座に出力出来たらもっとカオスなものが出来上がって面白くなるのですが、自分の能力がそこまで達していないうちは文字に託してずばずばと書き殴っていくしかなさそうです。

読書がはかどらない

 最近読書がはかどりません。もともと読書自体は嫌いではなく、以前もこのへんで読書についての私見を記事にした事がある程度には読書は好きなのです。それが去年はまあはかどらなかったこと!

 なぜはかどらなかったのか。散々読書が好きだと言っておきながらあっさりとゲームに浮気したからなのか。出先で暇だったからとうっかりDLしたtviewが予想以上に使いやすかったせいで帰宅してからもtumblrに漬かってるからなのか。漫画だけは積むまいと思っていたのにとうとう漫画を積み始めるようになるまで本を買いまくっているからなのか。年末の空気に浮かれてつい買ってしまった裁断機を受け取るや否やテンションが有頂天になった挙句「紙の本として持ってなくてもいいんだけどなあ」と思ってた古書を片っ端から裁断して回ったからなのか。なんかすごく沢山思い当たるな。とにかくそんなような事柄が一致団結した上にさながら車懸りの陣が如く順繰りに攻撃を仕掛けてくるのです。何度も。こんな状態でははかどるはずがない。

 そんなこんなで結局去年読めた本は3冊でした。正確に言えば年の前半に4冊目に手を出して以来7ヶ月くらいかかってます。ここまで時間が掛かりすぎると最早冒頭部のあたりで筆者が何を言っていたのかすら遠い昔の出来事のようです。内容を思い出そうと試みると違う本のことを思い出しそうになります。最早1冊の本を通読するに耐えうる期限を大幅に超過していると言ってよいでしょう。そもそも1冊の本を通読するに当たって割り当てるべき最大の時間は精々2ヶ月です。そもそも小説の類なら1ヶ月もあれば世の殆どの本を読むことは難しくないでしょう*1。それを今の僕は7ヶ月もかかっている。しかもまだ読み終わっていない。さらに言えば半分しか読んでない。なぜか。誘惑に負けすぎたからです。

 ここまで時間が掛かってしまった以上、この本に対する取り組み方は「もう諦める」か「かいつまんで読む」かのどちらかしかありません。なんたって冒頭部を読んだ頃の自分とは既に7ヶ月もの距離で離れてしまったのですから。「再読する」という選択肢もあるといえばありますが、とりあえず今はそれを選ばないでおきます。今読んでる本は小説でないうえに同じ作者の他の著作と論旨が被る箇所がそこそこあるので、この本に執着しなければならない理由があまりありません。よくよく考えたらこれも大きな理由かも・・・。今月中にはとりあえず決着を付けて次に移りたいものです。

*1:例外はありますが。百年の孤独とか金閣寺とか百年の孤独とか

放置してたはてなブログがいつのまにかすごい進化してた

 結構放置してたはてなブログがいつのまにかすごい進化してました。最後に確認したのはてなブログproが始まった頃合いだったはずなんで、1年くらい放置してたことになるんだろうかこれは。あの頃は「有料化するには作りが甘すぎるんではないか」と考えていたものですが、今ならカンパするぐらいの気分で有料化するのもアリなんではないかなあと思う程度には出来上がってきたのではないでしょうか。いつの間にか価格も1年コースなら630円/月くらいになってるみたいだし。さすがに980円はこの手のサービスとしてはお高いよなあ。

 それにしてもはてなブログリリース当初は「最低限の機能だけを実装したシンプルなブログサービスにしたい」と説明されていましたが、なんだかんだで他のサービスでもくっついてるような細かい機能が結構実装されているようで驚きました。個人的には開始当初のような「あの機能もこの機能もないけど書く側で頑張ってフォローすればいいや」みたいな利用者が努力する方針のサービスの方が面白かったなあ。とはいえ「面白かった」だけであって「便利でない」のは確かなので、現状のような状態になるのもそれはそれで自然な流れですよね。はてなブログの利用者としてはブログ書きたいだけなのにそんな苦労は要らんって人の方が圧倒的に多いだろうし。

はてなスターを叩き付ける

はてなスターが案外面白いです。

http://s.hatena.ne.jp/

 一口に言ってしまえばはてな版「+1」や「いいね!」です。はてなスターの存在はサービスが始まった頃から知っていたけれど、当時はまだ「いいね!」だの「+1」だのといったしくみがまだ一般的ではなかった頃だったので、先行していたはてなブックマークと機能が被っているように感じていました(記憶が確かならば実際に「はてブで十分だろ」みたいな意見があったはず)。

 しかし、こうしてブログの記事にサインを付ける機能が浸透した今改めてはてなスターというサービスを顧みると、なにやらはてなスターというサービスが面白いような気がしてきています。

 はてなスターは競合する他のサービスと違って複数のスターを付けることが出来ます。たまに出会う奇跡のような記事に対してたったひとつのブクマだの「いいね!」だのでは飽き足らない時がはてなスターの出番です。これが結構面白い。

 凄い記事に出会えた喜びとか高揚感のような物を指先に込めて4つも5つもスターを叩き付けることで、自分がいかに素晴らしい記事に出会ったかということを視覚的に相手に知らせることが出来るというわけです。これはやったことがある人間にしか解らない楽しみかも……「こいつはすごい」と思える記事に出会ったら一遍試してみて下さい。

しんぷるいずべすと?

いくつかの記事をはてなダイアリーから転載してきました。転載元のダイアリーはもともと削除する予定だったので、それなりによく書けたかなと思う記事のみをピックアップしてきた形になります。自分の使い方でははてな記法をフルに使っているわけではないので特にデザインが崩壊するような事態にはならなかったようですね。

そもそもデザインを強く意識してなにかを書き残すような事はあまりありません。僕は箇条書きや段落を付けるのに便利な機能があればよいなあと思う程度なので、あまりに華美なデザインは要求していなかったという土台もあったのだと思います。この程度で良かったのです。何でもかんでもゴテゴテくっついているブログが多い中、そういったものを引かれたデザインを見せられる事で気がつくシンプルなデザインの良さみたいなものを実感してしまいました。この程度で良かったのです。

ただ、日記のような使い方をするには少々寂しいかも。記事の内容が短くなりがちで画像が多く貼られがちな日記ではこのデザインだと写真が浮いてしまっていまいちよくありませんね。尤もはてなブログ的には「そういうのはtwitterでやって」みたいなところもあるのかも知れませんが。

algoをプレイする

ちょっと前にとある機会があってalgoをプレイしました。
このゲーム、とても奥が深い論理と直感を駆使する知的玩具の一つで、この記事を書くために調べた内容によると学習塾で小・中学生の教育に使われることもあるそうです。流石ピーター・フランクルが考案したゲームだと(笑


「一定のルールで伏せて並べられた相手のカードの数字を推察して全部当てたら勝利」という
きわめて単純なルールの元でプレイできるのに、上級者になると論理・直感に加えて心理戦の要素も出だしてくると云う『考える』ことが好きな人間にはとてもたまらないゲーム……なのですが、どうも知名度が低いのかイマイチ認知されてません。
面白いのになあ……


この記事を見てもし興味を持っていただけたのであれば、algoの公式サイトでルール確認やflashで作られたオンライン版(CPU戦のみ)が楽しめるので、是非一度見に行ってみてください。

心地がいい空間

最近いつも座っている椅子で読書をしていると、ほんのりと本の匂いがただよってくるようになった。
ちょっと前まではお世辞にも本が多いとは言えなかった本棚の脇に置いてあった椅子。読書を習慣づける前までは無味無臭な、単に「一日のなかで作業に使う時間が長い」という理由だけで長時間座っていただけに過ぎない、文字通りただのインテリアだ。
それが読書を始めて本を次々と本棚に差し、あるいは差しきれなかった本を傍らに積み上げるようになってからというもの、ほの甘いような本の匂いが椅子を・また椅子に座っている自分を包み込むようになっていた。

ただそれだけのことがとてもうれしい。
まさしく陶然としてしまうのである。さながら家にいながら書店にいるような・・・・・・自室の次に書店が落ち着く場所である自分にとってはとても幸福な空間が、自分が自室の中で最も長く滞在している場所に広がっているのだ。これがうれしくないわけがない。

単に本を買い集めて所蔵しているだけという簡単なことだけで、それほどまでに心地よい空間が出来上がってしまう。そんな単純だけど率直な自分に軽く呆れつつも、心のどこかでそんな解りやすい自分をほほえましく思ってもいる。もっと早くのうちからこういう暮らしをしとけばよかった。